キャパオーバー
こんばんは、つくしです。
サンゴ飼育を始めて数年、いまさらですが、キャパオーバーを意識するようになりました。
キャパオーバー。言葉でいうのは簡単ですが、これを理解するには僕にとっては難しいものでした。
大雑把に言ってしまえばその水槽で飼える生体量の最大値を超えてしまうと、これすなわちキャパオーバーとなります。
以下勝手に生体量の最大値=キャパシティ値と言ってしまうことにします。単に“キャパシティ”でもいいのですが、観念的に値をつけたほうが僕自身しっくりきたもので、こうしときます。
そしてこの値をこえることをキャパオーバーとします。
自分の水槽システムは間違いなくく世界にひとつしかありません。
なぜなら、水槽システムというのは、水槽サイズ、生体数、生体の種類、生体の大きさ、さらに照明の種類、さらにさらにスキマーやリアクター等の有無、容量さらにさらにさら、、もうやめます。
とまあ言い出したらきりがないほどある条件のもとに成り立っているものです。維持している人のスキルや性格、経済状況、住んでいる地域などももれなくこの条件に含まれると思います。
ということは、アクアリストの数=水槽システムの数ということになり=キャパシティ値の数です。
なので自分の水槽は間違いなくく世界にひとつしかなく、自分の水槽のキャパシティ値は自分で見つけるほかありません。
僕が自身の水槽のキャパシティ値をなんとなく把握するに至ったのは、別に把握したくてやっていたことではなく、結果として把握できたといういわば偶然に近い出来事でした。
具体的にいうと、添加剤とかめんどくさくて入れるのやめて、あまりサンゴの観察もせず、水換えも適当に週一決まった量だけして、あとは放置みたいな。
一応KHだけはマメに測っていましたが。
まあ、結果論なので胸を張って言えることではないのですが、
一旦サンゴが育つ必要十分な環境を整えたうえで、先に書いたような一連の管理方法で維持することによって添加剤の種類や添加量、水換えの量を変えない場合のサンゴの反応を知ることができたというわけです。
それがどんな感じかというと、
最初はガンガン成長していたサンゴですが、それが徐々にスローダウンし、半年も経てばチラホラ白化が見られるようになりました。
因みにこの白化した個体はどれも高光量の照明下のストレスで色が上がっているものがほとんどでした。
そして、爆殖してたリフジウム海ぶどうは一本残らず消え、石灰藻も全く生えない状態になりました。
これは紛れもなく前々回のブログの記事を書いたあたりの出来事です。せっかくなので写真をもう一度貼っておきます。
↑うちの水槽(reefer350)のキャパオーバー状態です。
まあ写真なのでそれなりに見えるかもしれませんが、写ってるサンゴたちは生きるか死ぬかの瀬戸際でアップアップしてると思います。
この状態がキャパオーバーだということをこの先この水槽を維持する上で絶対に忘れてはいけないと思います。
大事なことなのでもう一度書きます。この状態がキャパオーバーです!絶対に超えてはいけない領域です!
添加剤入れろとか原因は他にあるんじゃねぇの?とかまあそのへんのことは対策編で書きます。
水槽スペックとか管理法ももうちょい踏み込んで書かなきゃなのですが、今回は力尽きたのでこの辺で。。
あ、下のリンクは今回の記事を書くにあたって調べてたら、目から鱗が落ちそうになったので貼っておきました。今回のキャパシティ値的なこともちょっとですが触れられています。
サンゴ育ててる方なら一読する価値あると思いいます。
しかしまあなんですねぇ。こんな記事が書けるサンゴマスターな方、国内にいたらもっとサンゴ飼育が楽になると思うのは僕だけでしょうかねぇ。
あるいは、もうとっくに知ってるけど情報はタダではあげないよーって方が多いのかなぁ。
ひょ、 ひょ、ひょっとしてひょっとして 、アクアではフェイスブックとかやってないから僕が知らないだけ?