珊瑚大好き!つくしの日記帳

ミドリイシについてあーでもないこーでもないと考え込んでいきます。

ミドリイシの白化とか餌とか

こんばんは、つくしです。

水槽でミドリイシを飼っていると、褐色化や色抜け、ビブリオ感染症(RTN等)によく遭遇します。じゃあ、自然界のミドリイシってどうなの、と思いネットで調べてみました。すると、ミドリイシ飼育に応用できそうな面白い記事を見つけました!


一般的な飼育理論では◯◯だったら褐色化、◯◯だったら色抜けしたなどなど、1つの事象に対して1つの答えみたいな風潮があります。ありますって決めつけてしまいましたが、少なくとも僕にはそう感じますし僕自身が思っているミドリイシ飼育法もこれに近いものでした。上手く言えないですが断片的といいますか、木を見て森を見ずみたいなイメージですかね。


この記事から、これらのミドリイシ飼育の悩みのタネがただ1つのプロセスによって起こっていることが読み取れます。


ここからは僕の想像を交えて書いてしまいますので、ご注意くださいね。


まず健康なミドリイシは常に増えすぎた褐虫藻を吐き出すことによって体内の褐虫藻濃度を調整しており、ミドリイシが外的要因によってストレスを受けるとこの調整機能が鈍ってしまうそうです。

記事ではストレス要因として水温の上昇に絞られていますが水槽飼育下ではもっとたくさんのストレス要因があるのは簡単に想像できます。移動のストレスから始まり、水温や塩分濃度、栄養塩、の上下動、色々な添加剤を添加した時の水質の変化、などなど書き出したらキリがないくらい出てきます。これらストレスによってミドリイシの活性が落ちた時、ミドリイシは普段どおりに褐虫藻濃度の調整が出来なくなります。これが褐色化や色抜けなどの症状になって現れるのだと思います。
サンゴが弱って褐虫藻を吐き出せないけど褐虫藻は元気→褐色化。サンゴが弱ったせいで褐虫藻も弱る→色抜け。


記事では高水温時にパステル化したミドリイシが何を食べて飢えを凌いでいるかについても触れています。水槽でお馴染みのシアノや珪藻、微生物など食べてる様で意外と雑食なんだなってのが印象的です。
シアノやら珪藻が生える環境の方がミドリイシは喜びそうです。僕的には珪藻を食べるっていうのが新鮮に感じました。とりあえずケイ素(シリカ)の濃度を増やせば簡単に水槽内で珪藻(茶ゴケ)を増やせます。そして珪藻がついたガラス面を掃除すると、ついでにサンゴに給餌できるといういうことにもなりますね。シアノは有毒なものもあるとかでちょっと水槽内では増やすのはリスクがありますのでパス。
健康な状態でも餌は食べており、褐虫藻から8割のエネルギーを頂いて、残り2割を餌を食べて補ってるみたいですね。この8対2という比率の変化については高温時の例から察する意外と柔軟に対応でき、たとえばゼオビット環境なら6対4とか無給餌のベルリンシステムなら9対1とかにサンゴ自身で調整できるのでと思います。


あ、そういえばゼオビットを代表とするBPシステムではゼオライトを使いますが、ゼオライトの主成分はケイ素(シリカ)であり、これによりNP濃度を低く保ちつつケイ素濃度は水槽内で適度に維持され、珪藻が増え、サンゴが食べるか。。ふむふむ。おおーーーな-るほど、繋がった。ゼオライトでも水槽に入れるとしますか。いや、まあそこまでしなくても最近よく見る市販の植物プランクトンフード入れとけば解決しますね。。。