珊瑚大好き!つくしの日記帳

ミドリイシについてあーでもないこーでもないと考え込んでいきます。

果てしないタワゴト ~スキマーについて~

こんばんは、つくしです。

事の発端は約半年も前から始まったの白点病の流行。
気温が高く隔離による投薬治療が出来ず、メインタンクで白点を付けながらの生活を強いられているパウダーブルータン君を気遣い、最近入れている白点に効くと言われるこの添加剤。

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効果のほどはさておき、

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説明書きにはスキマーは止めてねって書いてありますね。
さすがに完全停止は怖かったので、出力を6段階中1にして様子を見ることにしました。DCポンプのスキマーならではの芸当ですね。
これが約1ヶ月半前。その後水槽に特に変わった様子もなく現在に至ってます。

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コケが増えることも無ければ、ミドリイシの色が悪くなったり成長が鈍ることも今の所ありません。ポリプの出方についても同様です。

因みに魚には今まで通り冷凍餌をお腹一杯あげてます。
これが一回分。

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さらにフードタイマーで人口餌も1日2回と結構多めにあげています。
炭素源も入れてませんし、底砂もなし。栄養塩を処理できそうなものと言ったら少なめに入ってるライブロックくらいでしょうか。

前置きが長くなりましたが、つまるところ何が言いたいのかというと、スキマーの対する疑問がフツフツと湧いてまいりまして…

今までスキマーはミドリイシ飼育における心臓部であり大出力かつ高効率がベスト!って認識でした。しかし、大出力に越したことはないとして、そこまでの効率は必要ないのではってことです。

ここで僕が思い出したのはZEOvitマニュアルです。確かニードルホイール式はNGでベンチュリー式のものを推奨とのことでした。ここは僕がずっと引っかかっていた部分でもあります。

ここからは完全に妄想の世界に入ります。ZEOvitといえば超低栄養塩でパステル化のイメージですが、実はそうでなくて、重金属等でストレスを与え、褐虫藻をサンゴから追い出すと同時に栄養源を失ったサンゴを労わるため、プランクトンに加え栄養塩をはじめとする有機物をそこそこ高濃度で維持することでバランスさせるシステムなのではないのか?と考えれば全て辻褄があうと思うのです。実際、ようつべで公開されているKZ社の販売水槽で使われているスキマーは水槽の大きさからするととても貧弱なものでしたし、巨大なハギやヤッコがたくさん泳いでおり、相当量の餌を与えていることが想像できます。

もしこの仮説(妄想)が正しいと仮定するとスキマーを設置する目的はタンパク質除去よりも曝気によるエアレーション効果の方のシェアが大きいんじゃないかってことにもなるのかなと思います。

サンゴの体内にいる褐虫藻に酸素や二酸化炭素を十二分に届けるためには海水中のガス濃度は高く保つ必要があると思います。ガス濃度が低くなりがちな海水水槽において酸素及び二酸化炭素を補給しサンゴやそこに宿る褐虫藻に届ける器具こそがスキマーであり、大出力の水流ポンプなのではないでしょうか。

最後に理想のスキマー形状を考えてみました。
・本体筒部分の大きさは大きいほど良い
・ポンプは大きければ大きいほど良い
・泡が上がりにくい形状(寸胴か逆コーン型.ネックの太いもの)

こんな感じですかね。バレットとか寸胴タイプのバブルキングとかが近いかなって思います。どちらもスキマーの名器といわれるのはこの辺が影響してたりして…

なんども言いますがシロウトの妄想なので呉々も信用などしないようにw


7/7日ちょっと訂正

「もしこの仮説(妄想)が正しいと仮定するとスキマーを設置する目的はタンパク質除去よりも曝気によるエアレーション効果の方のシェアが大きいんじゃないかってことにもなるのかなと思います。」
↑この文章、スキマーは栄養塩処理が目的で設置するものではないみたいな意味合いに取れますね。
正しくは、あくまで主目的は栄養塩処理であることに変わりはありませんがもっとエアレーション効果も重視すべきでは?という意味で書いたつもりですが文章力が乏しくこんな書き方になってしまいました。反省。