珊瑚大好き!つくしの日記帳

ミドリイシについてあーでもないこーでもないと考え込んでいきます。

白点病との闘い その2(白点虫の生態)

こんにちは、つくしです。
長年飼ってたシマヤッコを死なせてしまい、ただいま絶賛テンションダウン中なのですが、まだ白点病の方はテンションマックスで猛威を振るっており、白点病に弱いコーレタン君はいつも白点まみれです。
一時は隔離+全換水+グリーンFゴールド(顆粒)による集中治療を試みました。しかし治療経験の無い僕にとって、ネット情報だけでは薬の適正濃度や換水タイミングがイマイチつかめず、挙句の果てに隔離水槽への環境の変化からか餌を食べなくなりました。これ以上の隔離治療は危険と判断し、メインタンクと水を共有するサブタンクで様子を見ることにしました。
60センチレギュラー水槽を利用したサブタンクはライブロックも少なくすぐに魚を捕獲できるので治療にはもってこいでした。コケだらけの放置状態で見苦しいのですが、魚にとっては居心地は悪くないはずです。サブタンクに引っ越ししたコーレタン君は食欲も取り戻し一安心です。でも白点は治らず。。
敵を倒すにはまず敵を知るべし、ということでネット情報では得られなかった部分を自身で調べてみることにしました。

で、今回解った事。
 
まず白点虫が魚体から離れるタイミングですが、うちでは午前3時~4時でした。
写真がないのが残念ですが、白点虫が魚体から離れる瞬間を目撃したので間違いはないはずです。離れる直前の白点虫は魚に乗っかっているだけの状態なので立体感があり、明らかに、ちょっと触ったら取れそうという感じです。すかさず、プラケースで救い上げ、魚体を洗浄することにしました。
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案の定、優しく指でこすったりスポイトで水をかけるだけですぐに白点虫ははがれ、プラケースの中には大量の白点虫が。。
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多分この時に薬の濃度を最大にすればすぐに白点虫は退治できると思われます。
 
次に魚体から離れた成虫の行方です。底に沈み丈夫な殻を纏い云々・・とはよく目にしますが、いったいどれくらいの重さで沈み、どれくらいの固さの殻なのか、分からないことがたくさんあったのですが、疑問が解消しました。
 
こちらが魚体から離れた直後の白点虫の成虫。
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ぞわぞわ~って動いてます。思わず鳥肌が。。
 
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試験管に移して上から写真撮ってみました。成虫の体長は0.4ミリ前後、iPhoneのカメラでも簡単に撮れる大きさです。
試験管は直径が約1.5㎝、エロスのテスターに付いてくるやつです。
 
重さ(比重)ですが、デトリタスと同じかちょっと重いくらい、アクア関係のもので例えるならイオン交換樹脂のツブツブくらいでしょうか。プラケを傾けるくらいでは舞わず沈んだままですが、水槽の中では水流により簡単に吹き飛んでしまうと思われます。
 
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こちらは剥離後2日経過した成虫。いわゆるシストです。動かなくなりました。
楕円形だった白点虫が円形になっているのが分かります。
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蠢いているやつをピンセットでつつくと何の手ごたえもなしに溶けるように死んでしまうのですが、この段階ではびくともしません。固い殻ができたようです。
潰そうとするとピンセットの先がツルツル滑ります。上手く力が加わるとぷちっと潰れます。これを何かに例えようとすると難しいのですが、さわやか系のガムに入っている噛むと弾けるつぶつぶ?ですかね。。例えが下手ですいません。
教科書通り底に張り付いていて、プラケを傾けて水から出したくらいでははがれません。といっても、水道で簡単に洗い流せるレベルですが。
ただ、水道水に付けるだけではそのまま残ってしまうと思います。

今後の治療方針ですが、週一くらいでコーレタン君を夜中に捕まえ、キレイキレイして水槽に戻す作業を続けようかなと思います。魚体から剥がれた寄生虫をできる限り除去し、勢力が弱まるのを地道に待とうって作戦です。隔離して銅イオンとか使って綺麗に剥がせても水槽に戻せばすぐに白点虫に取り憑かれるのがオチな気がするので、長期的に見てお魚の体力や後遺症の事、そして僕の技量を考えるとこれが一番無難かなと思います。